33CDR-3948
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団
米 RCA VICTOR LM 1760
1953年3月23日ボストン・シンフォニー・ホール録音
ナタン・ミルシテイン(1903-1952)はウクライナのオデッサ生まれ。11歳でペテルブルク音楽院に入学し、名ヴァイオリン教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事した。後にピアニストのホロヴィッツと知り合い一緒に演奏旅行をしたこともあった。1929年にストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団のソリストとしてアメリカ・デビュー。1942年にアメリカ市民権を得た。ミルシテインは生涯に8回もチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をレコード録音している。これはその2番目で50歳の時のもの。指揮者のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はドイツのストラスブルク生まれ。ヴァイオリンを学び、1926年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のヴァイオリン奏者になり、1932年まで楽長のフルトヴェングラーやワルターの下でコンサートマスターを務めた。1929年にパリで指揮者デビュー。1937年にはパリ音楽院管弦楽団の指揮者になり1946年まで在任した。1949年にボストン交響楽団の常任指揮者に就任、1962年までその地位にあった。1967年パリ管弦楽団が出来たとき、初代の音楽監督に就任したが、同年アメリカを演奏旅行中に心臓発作で死去した。享年77。
復刻にはWESTREX 10Aカートリッジの復製モデル「クラング・クンスト10A]をmono接続にし、コルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。