78CDR-3943
ストラヴィンキー:ピアノと管楽器のための協奏曲ニ長調(1923/4)
スリマ・ストラヴィンキー(ピアノ)
フェルナン・ウーブラドゥ指揮
パリ管楽器協会管弦楽団
仏 DISQUES "GRAMOPHONE" DB 11.105/6
1943年11月17日パリ、アルベール・スタジオ録音
ピアノのスリマ・ストラヴィンスキー(1910-1994)は作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーの次男で、父親が「火の鳥」を発表した1910年にローザンヌで生まれた。スリマはパリ音楽院でピアノをイシドール・フィリップ(1863-1958)、作曲をナディア・ブーランジェ(1887-1979)に師事した。1934年にパリでデビューし、父親の作品を共に演奏・録音した。1939年父親はアメリカに亡命したが、スリマはフランス陸軍に籍を置いていた。1948年父の招きで渡米し、以降アメリカで活動した。1950年から1978年までイリノイ大学でピアノを教えた。スリマの作品は父の没後に出版された。大部分はピアノ曲で演奏会用の作品の他に教育用作品があった。レコード録音は父のピアノ曲がこの他にもあった。指揮者のフェルナン・ウーブラドゥ(1903-1986)はパリ生まれ。パリ音楽院出身。パリ音楽院管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団の首席ファゴット奏者を勤めた後、1939年フェルナン・ウーブラドゥ室内管弦楽団を立ち上げ演奏会やレコード録音で活躍した。1941年から母校パリ音楽院教授をつとめた。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。