78CDR-3941
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
ガスパール・カサド(チェロ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
日TELEFUNKEN 13622/26(独TELEFUNKEN 1893/7 と同一録音)
1935年11月14日ベルリン録音
チェロのガスパール・カサド(1897-1966)はスペインのバルセロナ生まれ。7歳でチェロを学び始めた。9歳でリサイタルを開いたとき、聴衆中に居たパブロ・カザルス(1876-1973)に認められ、以来カザルスの薫陶を得た。バルセロナでは街をあげて、カサド少年がパリのカザルスのもとで音楽修行を続けられるよう奨学金を集めた。職業演奏家としての活動は第一次世界大戦(1914-1918)中に始め、欧米各地で演奏活動やレコード録音活動を繰り広げた。1959年に日本人ピアニストの原智恵子(1914-2001)と結婚した。指揮者のハンス・シュミット=イッセルシュテット(1900-1973)はベルリン生まれのドイツの名指揮者。第2次世界大戦中も非ナチス党員をつらぬいた。当シリーズではヴァイオリニストのゲオルク・クーレンカンプとのシューマン:ヴァイオリン協奏曲(1932年録音)(78CDR-3923)が出ていた。大戦後のLP時代にDECCA, PHILIPS, DeutscheGrammophon, TELEFUNKEN に多くの名録音を残している。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。