78CDR-3932
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
リリー・クラウス(ピアノ)
日COLUMBIA JW100/104
1936年12月4、5&7日、ロンドン録音
ヴァイリンのシモン・ゴールドベルク(1909-1993)はポーランド生まれ。8歳の時ベルリンで名教師カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、12歳でワルシャワでデビューした。1916年16歳でドレスデン・フルハーモニーのコンサートマスターに任命され、1929年20歳の時フルトヴェングラー(1886-1954)の招きでベルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターに就任した。1934年政権を得たナチスによってその地位を追われ、ニューヨークでデビュー、戦後アメリカ国籍を得て演奏活動と後進の指導を行った。1990年から没年まで新日本フィルハーモニーの指揮者をつとめ、富山県の立山のホテルで死去した。ピアノのリリー・クラウス(1903-1986)はハンガリー生まれ、ブダペスト音楽院でゾルターン・コダーイ(1882-1951)の薫陶を得た。1942年シモン・ゴールドベルクと楽旅中、ジャワ島で日本軍に捕らえられ、家族共々1945年まで抑留生活を送った。戦後はイギリス国籍を取得し活発な演奏活動を行った。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。