78CDR-3930
シューマン:子供の情景 作品15
マリラ・ジョナス(ピアノ)
米 COLUMBIA 72498/9C
1947年9月30日ニューヨーク録音
マリラ・ジョナス(1911-1959)はポーランドのワルシャワ生まれ。9歳の時ワルシャワでデビューし、大ピアニスト、パデレフスキの弟子になった。1922年に国際ショパン賞、翌23年にはウィーンでベートーヴェン賞を受賞、1926年からヨーロッパ各地でリサイタルを開くようになった。しかし1939年にナチス・ドイツのポーランド侵攻によって、強制収容所に収監されたが、数週間後に演奏を聴いたことがあるドイツの高官の手助けを得て脱走、数カ月かけてベルリンのブラジル大使館まで約520キロメートルを徒歩で逃亡、リスボン経由でブラジルのリオ・デジャネイロへ亡命した。しかし同郷のアルトゥール・ルービンシュタインが声をかけ、1946年2月25にニューヨークのカーネギー・ホールでアメリカ・デビューして成功をおさめた。1946年にアメリカCOLUMBIAに録音を始めたが、1959年に病気のため48歳で死去した。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジのスピリッツSP78rpm(4mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。