78CDR-3920
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調作品105
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
英 HMV DB3371/2
1937年10月9日ロンドン、アビー・ロード、EMI第3スタジオ録音
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。2歳からヴァイオリンを始め1902年ケルン音楽院でウィリー・ヘスやブラム・エルデリンクに師事した。16歳の時、大作曲家マックス・レーガーに注目された。1912年、20歳の時、ウィーンのコンツェルトフェライン(ウィーン交響楽団)のソロ・ヴァイオリンに抜擢された。1918年ベルリン高等音楽院のヴァイオリン教授に任命され、弦楽四重奏団も組織した。1927年以降スイスのバーゼルに住居をかまえ、若きユーディ・メニューインを指導したこともある。ナチスの台頭で、ユダヤ系ピアニスト、ルドルフ・ゼルキン(1903-1991)と共にヨーロッパを去り、アメリカに移住した。ゼルキンは1920年にアドルフ・ブッシュのデュオ・ピニストに抜擢され、後にブッシュの娘イレーネと結婚した。1951年マールボロ音楽学校と音楽祭を創設、主宰した。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。