78CDR-3919 ※機械式録音盤(電気式録音以前)の復刻音源
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
サー・ランドン・ロナルド指揮
ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
英HMV D 767/71
1923年9月4、7&21日ロンドン録音※復刻に使用したSP盤のキズによるノイズがあります
イゾルデ・メンゲス(1892-1976)は20世紀前半に活躍した英国の女流ヴァイオリン奏者。1917年17歳で名ヴァイオリン教授レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事するためにロシアのザンクトペテルブルグに向かった。アウアーの元には3年間逗留し教授の最もお気に入りの弟子だった。1913年、20歳でロンドンにデビューした。その時のプログラムはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ラロのスペイン交響曲に加えて、ベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲の縮小版だった。1916年から1919年には北米公演を行いアメリカのメジャー・オーケストラのほとんどと共演し名声を高めた。メンゲスはこのシリーズでJ.S.バッハ:「シャコンヌ」(78CDR-3020)、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番(78CDR-3497)、ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番(78CDR-3497)、シューベルト:ソナチネ第3番(78CDR-3206)が出ている。指揮者のランドン・ロナルド(1873-1938)はロンドン生まれ。ロンドン交響楽団、ロンドン新交響楽団(ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席指揮者を歴任。機械式録音時代からレコード録音が多数あった。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジの上級モデル[ゼロSP 78rpm](3mil針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。