78CDR-3910
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21
ワルツ第7番嬰ハ短調作品64-2
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団
英 HMV DB 1494/7
1931年1月8-9日ロンドン、キングズウェイ・ホール(協奏曲)
1930年12月17日ロンドン、小クイーンズ・ホール内スタジオC録音
アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)はポーランド生まれの大ピアニスト。そのレパートリーは古典派から現代音楽と幅広く、電気録音の初期からレコード録音を始めた。生涯の前半をヨーロッパで過ごし、1937年にアメリカに移住した。このショパンはルービンシュタインの初期の録音で、ここに収められた「ワルツ嬰ハ短調」はなんとテイク8(八回やり直してOKを出した)だった。これは限られたアーティストにのみ許されたことで、ヴァイオリンの巨匠フリッツ・クライスラーにテイク 7(ベートーヴェン「スプリング・ソナタ」の第3楽章-78CDR-3014)というのがあった。ルービンシュタインは後年ショパンのほぼ全作品のレコード録音を完成している。指揮者のジョン・バルビローリ(1899-1970)は1916年にヘンリー・ウッドの率いるクイーンズ・ホール管弦楽団にチェリストとして入団(J.S.バッハ:チェロとピアノのためのソナタが78CDR-3443で出ている)。1925年には自らの室内管弦楽団を組織して指揮をはじめた。1936-43年にニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者をつとめた。SPレコード時代シュナーベルやクライスラーらの巨匠との録音があった。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。