78CDR-3881
モーツァルト:交響曲第25番ハ短調 K.183
オットー・クレンペラー指揮
パリ・プロ・ムジカ管弦楽団
仏 POLYDOR A6345/6
1950年2月パリ、プレイエル音楽堂録音
オットー・クレンペラー(1885-1973)はドイツ生まれ、1910年からドイツ各地のオペラハウスでキャリアを積んだ。1927年から31年にはベルリンのクロール・オペラの指揮者をつとめた。ユダヤ人だった彼は1937年ナチスの迫害を逃れてアメリカに移住、市民権を得てロサンジェルス・フィルハーモニーの音楽監督になった。だがカリフォルニアの土地にはなじめずその地位を離れた。第2次世界大戦が終わるとヨーロッパ楽壇に復帰した。この録音はヨーロッパ復帰直後にパリで行われた。プロムジカ管弦楽団の実体はラムルー管弦楽団。この録音はSPレコード末期のもので日本ではほとんど知られていなかったもの。このシリーズで同時期に録音された交響曲「リンツ」(78CDR-3433)が出ている。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。