78CDR-3880 ※機械式録音(電気録音以前の)を含む
辻吉之助&辻久子 父・娘SP録音集
(1)ジョスランの子守唄(ゴダール)
(2)スコットランドの釣鐘草辻吉之助(ヴァイオリン) 岩淵繁造(ピアノ)日NITTO RECORD 1064A/B 大正13年(1924年)1月発売機械式録音(ラッパ吹き込み)
(3)ユモレスク(ドヴォルザーク) 途中大きな雑音
(4)ホーム・スイート・ホーム(ビショップ) 途中大きな雑音辻吉之助(K. YOSHIDAの表記)(ヴァイオリン)日NITTO RECORD 945A/B 大正12年(1923年)9月発売機械式録音(ラッパ吹き込み)
(5)トロイメライ(シューマン)
(6)夏の名残りのバラ(庭の千草)変奏曲辻吉之助(K. YOSHIDAの表記)(ヴァイオリン)日NITTO RECORD 925A/B 大正12年(1923年)8月発売機械式録音(ラッパ吹き込み)
(7)アヴェ・マリア(シューベルト)
(8)序奏とタランテラ作品43(サラサーテ)辻久子(ヴァイオリン), 田中園子(ピアノ)日NITCHIKU(ニッチク)JW 723A/B (1944年録音)
(9)マラゲーニャ(アルベニス)辻久子(ヴァイオリン), 田中園子(ピアノ)国際文化振興会 KBS-1003B(1944年録音)
辻吉之助(1898-1985)は京都出身。初め福井富之助に師事し、吉田吉之助を名乗っていた。その後、大正末期に来日したヴァイオリニスト、ボリス・ラス(1894-不詳)に師事した。昭和期になり、宝塚管弦楽団のコンサート・マスターをつとめた。弟子に娘の辻久子、久保田良作、和波孝禧がいた。辻久子(1926-2021)は天才少女として1935年9歳でリサイタル・デビュー。1938年毎日新聞社主催の音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第1位。その後、第一線で活躍した。織田作之助の小説「道なき道」主人公の少女・寿子(ひさこ)のモデルとなった。1984年、父・吉之助との生活を題材にしたドラマ「弦鳴りやまず」が毎日放送によりTVシリーズ化され、自身も出演した。今回のSP復刻は初めてと思われる。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。