78CDR-3868
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
フレデリック・ストック指揮
シカゴ交響楽団
米 VICTROLA 7394/96
1930年12月22日シカゴ、220Sミシガン・アヴェニュ、オーケストラ・ホール録音
フレデリック・ストック(1872-1942)はドイツ出身のアメリカの指揮者。軍楽隊長だった父親から初期の音楽教育を受け、13歳でケルン音楽院のヴァイオリン科に入る。1890年に卒業しケルン市立管弦楽団のヴァイオリン奏者になった。1895年アメリカのシカゴ交響楽団員候補者を見つけるためにドイツ訪問中のドイツ人指揮者セオドア・トマス(1835-1905)に出会い、オーディションの結果シカゴ交響楽団のヴィオラ奏者に選ばれた。渡米後指揮者としての才能を認められ、1899年に准指揮者に昇格。1905年にトマスが急逝するとシカゴ交響楽団の音楽監督の地位を引き継いだ。1911年シカゴ交響楽団の終身音楽監督になった。録音は1916年にColumbiaに、その後Victorにも録音をした。シカゴ交響楽団におけるストックの任期(37年間)はオーマンディのフィラデルフィア管弦楽団と並んでアメリカ人指揮者の最長記録。今や忘れられた名指揮者フレデリック・ストックの演奏を是非楽しんでいただきたい。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。