78CDR-3866
ブラームス
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
パウル・コハンスキ(ヴァイオリン)
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
日VICTOR JD-41/3 (英HMV DB17828/30と同一録音)
1932年6月15日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音
パウル・コハンスキ(1887-1934)は 7歳の時ウクライナのオデッサで、レオポルド・アウアー門下のエミル・ムウィナルスキに師事。1898年ムウィナルスキはワルシャワに行き、1901年ワルシャワ・フィルハーモニーを創設すると、14歳のコハンスキをコンサートマスターに任命した。その後コハンスキはワルシャワの上流階級の支援をうけブリュッセルの王立音楽院に留学、4年後に首席で卒業した。ほどなくポーランド出身の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)と出会い、ロンドン、ニューヨークにデビュー、1924年から没年までジュリアード音楽院で教鞭をとりながら演奏活動を続け、1934年に癌のため死去した。享年47歳。原盤番号の末尾の卍印はEMIのアラン・ブラムレイン(1903-1942)が開発した新型カッターを採用した録音の印で、程なく□印に変わった。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。