78CDR-3853
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(297c)
リリー・ラスキーヌ(ハープ)
ルネ・ル・ロワ(フルート)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
英 HMV DB6485/7
(1947年3月11-12日録音)
ハープのリリー・ラスキーヌ(1893-1988) は12歳の時パリ音楽院で一等賞を得て、コンセール・ラムルーのハーピスト、ソリストとして活躍し、1948年から1958年まで母校の教授をつとめた。フルートのルネ・ル・ロワ(1898-1985)は1916年パリ音楽院に入り1920年に卒業した。その後も名フルーティスト、フィリップ・ゴーベール(1879-1941)の指導を受けた。彼は主に室内楽奏者として活躍、フォンテーヌブローのアメリカ音楽院(1932-1950)、カナダのモントリオール音楽院(1943-1950) 、パリ音楽院(1952-1968)の教授をつとめた。サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)はイギリスの指揮者。裕福な家庭に生まれ音楽はほとんど独学。1932年のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を作り、戦後の1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を組織した。ビーチャムの指揮するモーツァルトはSPレコード時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れられた。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。