78CDR-3849
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 作品17 Sz.67
アマール弦楽四重奏団
リッコ・アマール(第1ヴァイオリン)
ワルター・カスパール(第2ヴァイオリン)
パウル・ヒンデミット(ヴィオラ)
ルドルフ・ヒンデミット(チェロ)
独 POLYDOR 4/7
1926年録音
ハンガリーの大作曲家バルトークが1915-17年に作曲した作品で世界初録音。
リーダーのリッコ・アマール(1891-1959)はハンガリー生まれでベルリン・フィ
ルのコンサート・マスターも務めたヴァイオリニスト。この四重奏団は1921年
にドナウエッシンゲン音楽祭でヒンデミットの弦楽四重奏曲第2番ハ長調作品
16の初演を機に結成された。1929年にヴィオラのパウル・ヒンデミットが脱退
するまでアマール=ヒンデミット四重奏団とも呼ばれた。パウル・ヒデミット
(1895-1963)はドイツ生まれの作曲家、指揮者、ヴィオラ奏者。第1次世界大戦
(1914-1918)後にロマン派からの脱却を目指し20世紀ドイツを代表する作曲家
として活躍、生涯に600曲以上の作品を残し、また後年は指揮者としても活躍
した。チェロのルドルフ・ヒデミット(1900-1974)はパウルの弟。この録音は
電気録音(1925-)最初期のもの。音を聴くとアメリカのBRUNSWICK社が開発した
ライト・レイ(Light Ray)式電気録音のように思う。この方式の録音は一時ド
イツのポリドール社で採用されたが、音が機械式録音とあまり変わらないとい
う理由ですぐに使用されなくなった。フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィ
ルの「運命」(1926年)はこの方式で録音され欧米では早期に廃盤になった。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com./ のSPレコード
専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。