78CDR-3832
エネスコ:
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調作品25「ルーマニアの民俗様式で」
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)
セリニー・シャイエ=リシェ(ピアノ)
仏 COLUMBIA GFX 121/3
1948年パリ録音
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)が作曲した最後のヴァイオリン・ソナタ。1926年11月に完成し、同年に他界したルーマニア出身のヴァイオリニスト、フランツ・クナイゼル(1865-1926)に献呈された。エネスコはルーマニア出身。1894年13歳でパリ音楽院に入りヴァイオリンをマルタン・マルシック(1848-1924)、和声と作曲をアンドレ・ゲダルジュ(1856-1928)、ジュール・マスネ(1842-1914)、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)に師事し、1899年にヴァイオリンで一等賞を得た。1902年にベルリンでデビュー、1910年にピアニストのエドゥアール・リスレル(1873-1929)とベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開いた。録音の数は多くなかったが、それらはいずれもレコード史上に輝く傑作と言われている。ピアノのセリニー・シャイエ=リシェ(1884-1973)はパリ音楽院でラウル・ピュニョ(1852-1914)に師事し、1898年14歳で一等賞を得た。彼女は1932年から1952年の間にベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会を何度も開いた。エネスコとシャイエ=リシェの演奏は本シリーズですべて出そろった。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した