78CDR-3794
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 作品26
セルゲイ・プロコフィエフ (ピアノ)
ピエロ・コッポラ指揮
ロンドン交響楽団
英 HMV DB1725/7
1932年6月28日ロンドン、アビー・ロード EMI第1スタジオ録音
プロコフィエフは1891年、帝政ロシア時代のウクライナに生まれ、13歳でサンクトペテルブク音楽院に入り作曲・ピアノを学んだ。1918年ロシア革命を機にシベリア鉄道に乗り日本経由でアメリカに行き、その後西ヨーロッパで活躍し1933年に祖国に復帰した。この録音は西欧滞在時代の最後の頃にロンドンで行われた。作曲者自身のピアノが聴ける貴重な録音。この曲の第3楽章に作曲者が日本で聴いた「越後獅子」の旋律が出てくるのは興味深い。指揮者のピエロ・コッポラ(1888-1971)はミラノ生まれ。HMV系列の仏GRAMOPHONE社の専属指揮者をつとめ、多くの世界初録音の指揮をした。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。なお原盤番号の末尾の卍印は新たにEMI 社の技術者ブルムレインが開発したMC型カッターを使用した記号。後に□になる。