78CDR-3775
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
カール・クリューガー指揮
デトロイト交響楽団
英 HMV DB6376/9 (米 VICTOR 12280/3 と同一録音)
1944年12月4日デトロイト録音
クラウディオ・アラウ(1903-1991)は南米チリ出身のピアニスト。1911年チリ政府の援助でドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院で大作曲家でピアノの大家フランツ・リスト(1811-1886)の最後の弟子だったマルティン・クラウゼ(1853-1911)に師事した。1914年ベルリン・デビュー。1925年母校シュテルン音楽院の教授に就任した。1935年からベルリンでバッハとモーツァルトのクラヴィーア曲全曲演奏会を開いた。1941年にカーネギー・ホールにデビュー。本拠をアメリカに移し、RCAにレコード録音を始めた。これはその一枚。その後米COLUMBIA(1946-1950)、英EMI(1950年代)、オランダPHILIPS(1960年代-1980年代)に数多くの録音を残した。指揮者のカール・クリューガー(1894-1979)はニューヨーク生まれ。法律と哲学を学ぶためにウィーンとハイデルベルク大学に留学したがその後指揮者の道を志し、アルトゥール・ニキシュ(1855-1922)と知り合い、ニキシュの推薦でウィーン宮廷歌劇場とウィーン・フィルハーモニーの指揮者フランツ・シャルク(1863-1931)のアシスタンタントとなり経験を積んだ。帰米後はシアトル交響楽団、デトロイト交響楽団などを指揮した。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。