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ベルリオーズ:幻想交響曲作品14
ブルーノ・ワルター指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 HMV DB3852/7
1939年5月19日パリ録音
大指揮者ブルーノ・ワルター(1876-1962)は1938年ナチスのオーストリア併合による迫害を避けてフランスを経由してアメリカに逃れた。この「幻想交響曲」はワルターのヨーロッパ最後の録音で、以降LP時代になっても再録音はなかった。パリ音楽院管弦楽団は木管や金管楽器のソロに独特の輝きがありワルターがこのオーケストラと「幻想交響曲」を録音したことが納得できる。SP時代このレコードの日本での発売権はコロムビア・レコードにあったが、原盤が間違ってビクターに送られてきたため、ビクターが発売してしまった事件があった。日本コロムビアはEMI社とレコード製造特許の開放と引き換えにワルターとフルトヴェングラーのEMI録音の日本販売権を得ていた。
復刻には「音のエジソン」
http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。
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