78CDR-3736
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調 K.423
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
フレデリック・リドル(ヴィオラ)(K.423)
パウル・ヒンデミット(ヴィオラ)(K.424)
英PARLOPHONE R20576/7(K.423)
英COLUMBIA LX291/2(K.424)
1949年6月2日録音(K.423)
1931年1月21日(K.424)録音
シモン・ゴールドベルグ(1909-1993)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。ベルリンで名教授カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、1929年フルトヴェングラーに招かれてベルリン・フィルのコンサート・マスターに就任した。1934年ドイツがナチス政権になった時、ベルリンフィルを退団しロンドンに移住した。1942年ハンガリー出身の女流ピアニスト、リリー・クラウスと共にアジアを演奏旅行中、インドネシアのジャワ島で日本軍に捕らえられ1945年まで抑留生活をを強いられた。晩年日本人ピアニスト山根美代子さんと結婚、富山県立山で暮らしていた。フレデリック・リドル(1912-)は英国のヴィオラ奏者。ロンドンの王立アカデミーで学び、1932年ロンドン交響楽団に所属。1938年にロンドン・フィルハーモニー、1953年ロイヤル・フィルハーモニーの首席奏者を務めた。パウル・ヒンデミット(1895-1963)は1915年から1923年までフランクフルト市立劇場オ-ケストラの首席奏者として活躍、後にアマール・ヒンデミット弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍した。1935年ナチス政権から活動停止処分をを受け、1937年スイス経由でアメリカに亡命した。1946年アメリカ市民権を得て指揮者、作曲家として活動を続けた。