78CDR-3725
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮
ロンドン・フルハーモニー管弦楽団
英 DECCA K1448/52
1946年3月20、22-23日ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール録音
ファン・ベイヌム指揮ロンドン・フィルの英デッカへの初録音。エドゥアルト・ファン・ベイヌム(1900-1959)はアムステルダム音楽院出身のオランダの指揮者。1929年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団にデビュー。1931年にウィレム・メンゲルベルク(1871-1951)の率いる同楽団の次席指揮者になり、1938年からはメンゲルベルクと共に首席指揮者となった。大戦後の1945年、メンゲルベルクの後任としてコンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督兼終身指揮者に就任した。その頃コンセルトヘボウ管弦楽団のロンドン公演が大成功し、英デッカに録音を開始した。1949年から1951年にロンドン・フィルの首席指揮者、1956年から1958年にロサンジェルス・フィルの首席指揮者をつとめたが、1959年の4月13日アムステルダムでブラームス: 交響曲第1番リハーサル中に心臓発作で倒れ死去した。享年57歳。録音はSPレコードからモノラルLP時代の英デッカ、モノラルLPからステレオLPはオランダ・フィリップスに多く残した。