78CDR-3721
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
日本ビクター JD769/70
1935年12月11日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音
ハイフェッツが34歳の時に録音したJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソンタ第1番」。原録音は英国HIS MASTER'S VOICEだがカタログ番号がDB2721/2 として与えられたものの、何らかの理由で未発売に終わった。だが日本ビクターには原盤が送られてきたために、日本地域だけで発売された超稀少SPレコードからの復刻。ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1939)に師事し10歳でデビューした。1917年16歳の時にロシア革命を逃れ一家はシベリア経由でアメリカに移住した。その途中日本に立ち寄った伝えられる。移住後少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。ハイフェッツのレコードはLP期のものよりSP期のものが優れていることはあまり知られていない。SPレコードからの復刻はこのシリーズで多数出ている。