33CDR-3719
ラロ:スペイン交響曲作品21
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
レオポルド・ストコフスキー指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
放送済ライブ音源
1947年5月1日ニューヨーク、カーネギー・ホール録音
ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀前半に活躍したフランスの大ヴァイオリニスト。ボルドー出身で1893年からパリ音楽院のマルタン・マルシック(1848-1924)に師事し、1896年16歳で一等賞を得た。生活のためにパリのカフェ、コンセール・ルージュで弾いていたのを指揮者のエドゥアール・コロンヌ(1838-1910)に見いだされコロンヌ管弦楽団の楽員に採用された。そのときティボーの親友で後にパリ音楽院の教授になったジュール・ブーシュリ(1877-1963)もコロンヌの楽員になった。ティボーは1923年と1936年に来日、1953年の3度目の来日の途中、乗っていたエール・フランス機がアルプスの支峰スメ山に激突して死亡した。享年72歳。この録音は第2次世界大戦後ニューヨーク・フィルの演奏会にティーボーが登場した時の放送がアセテート盤に残されていたもの。数種類あるティボーの「スペイン交響曲」のライヴ録音の中で最も優れた演奏で再発の要望が大きかった。