78CDR-3686
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
エーリヒ・クライバー指揮
ロンドン交響楽団
英 DECCA AK1824/8(ffrr 録音)
録音:1948年2月24-25日&5月17日(AR 12039)ロンドン、キングズウェイ・ホール
エーリヒ・クライバー(1890-1956)はウィーン出身の20世紀前半を代表する指
者のひとり。指揮者のカルロス・クライバー(1930-2004)の父親。プラハ大学で歴史と哲学を学んだが、一方で指揮者への道を目指すようになった。プラハ音楽院で指揮法を学び、1911年に指揮者デビュー。1923年にベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任した。ナチスの台頭でベルリンの職を辞し、1935年に妻と当時5歳のカルロスとアルゼンチンに移住した。1939年に市民権を取得し、ブエノスアイレスのテアトロ・コロンの首席指揮者に就任した。大戦後はヨーロッパに戻り、英国デッカの専属となり各地に客演指揮者として活躍した。このシリーズでパリ音楽院管弦楽団を1949年に指揮したチャイコフスキー:交響
曲第4番(78CDR-3518)が出ている。