33CDR-3675
ベートーヴェン
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「スプリング」
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
仏PRESTIGE DE LA MUSIQUE SR-9657(Stereo)
録音:1960年パリ
ヴァイオリンのマヌーグ・パリキアン(1920-1949)はトルコのメルシン生まれ。ロンドンで学び1949年にフィルハーモニア管弦楽団のコンサートマスターになり1957年までその席にあった。その後ソリストとして活躍する一方後進の指導にあたった。フィルハーモニア管弦楽団コンサートマスター時代にクレンペラー、カラヤン、ジュリーニ等の指揮者に乞われたソロ録音がある。ピアノのマグダ・タリアフェロ(1893-1986)はブラジルのリオ・デジャネイロ生まれ。父親はラウル・ピュニョ(1852-1914)にピアノを学んだという。一家は1906年にフランスへ移住。彼女は13歳でパリ音楽院に入学、アントナン・マルモンテルのクラスに入り9カ月後に一等賞を得た。音楽院を卒業後、アルフレッド・コルトー(1877-1962)についてさらに研鑽を積んだ。彼女はこのシリーズでモーツァルト:ピアノ協奏曲「戴冠式」(78CDR-3093)、ヴァイオリンのドニーズ・ソリアノ(1916-2006)と共演したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(78CDR-3135)、モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 K.454(78CDR-3027)他が出ている。