33CDR-3674
モーツァルト
クラリネット協奏曲イ長調 K.622
クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ベニー・グッドマン(クラリネット)
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(協奏曲)
ボストン交響楽団五重奏団(五重奏曲)
リチャード・バーギン(第1ヴァイオリン)
アルフレッド・クリプス(第2ヴァイオリン)
ジョゼフ・デパスクァーレ(ヴィオラ)
サムエル・メイス(チェロ)
仏 RCA 630 398(Mono)(米 RCA VICTOR LM 2073 と同一録音)
録音: 1956年7月9日(協奏曲)&7月12日(五重奏曲)、アメリカ、マサチューセッツ州レノックス
ベニー・グッドマン(1909-1986)はシカゴ生まれ。クラリネットを習得し11歳でデビュー。1923年にコルネット奏者のビックス・バイダーベックと共演、1925年にベン・ポラック楽団に入った。1928年ニューヨークに移り、1932年自身の楽団を結成し、NBC放送にレギュラー出演し一躍スターになった。1938年1月ニューヨークのカーネギーホールで初のジャズ・コンサートを開き全米を沸かせた。この録音はLP時代になってからのもので協奏曲はグッドマンにとって初録音、五重奏曲は2回目の録音である。1回目はブダペスト弦楽四重奏団と1938年に行われ78CDR-3661で出ている。グッドマンにクラシック音楽奏法を指導したのはイギリス生まれのレジナルド・ケル(1908-1981)でケルは1948年にアメリカに渡ったので2種の五重奏曲のクラリネット奏法がどう違うか聴き較べが興味ある。指揮者のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はフランス生まれ。1949年から1962年までボストン交響楽団の正指揮者をつとめた。