33CDR-3660
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ:アドルフ・ブッシュ)
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
フリッツ・ブッシュ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
独 BRUEDER-BUSCH 12PAL 1902/03(モノ)
(1942年2月9日ニューヨーク録音)
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。1912年、20歳の時ウィーンのコンツェルト・フェライン(ウィーン交響楽団)のソロ・ヴァイオリンに抜擢された。1918年ベルリン高等音楽院のヴァイオリン科教授に任命され、弦楽四重奏団も組織した。1936年にアメリカに移住、活動の拠点をこの地に置いた。指揮者のフリッツ・ブッシュ(1890-1951)はアドルフの実兄。北欧やイギリスで活躍した。この録音は第2次世界大戦中にニューヨークで行われた兄の指揮、弟のヴァイオリンとニューヨーク・フィルが共演した貴重なもの。他に二人の共演盤は存在しない。アドルフ・ブッシュのヴァイオリンはこのシリーズで多数出ている。