78CDR-3627
ベートーヴェン:
チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
メヌエット ト長調
パブロ・カザルス(チェロ)
オットー・シュルホフ(ピアノ)
米 VICTROLA 7568/70(英HMV DB1417/9と同一録音)
(1930年3月6-7日イギリス、ミドルセックス州ヘイズ、HMV スタジオA 録音)
パブロ・カザルス(1878-1973)はスペインのカタルーニャ地方の町エル・ベドレルに生まれた偉大なチェロ奏者。バルセロナ音楽院でチェロ、ピアノ、楽理、作曲を学んだ。1890年バルセロナでバッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜に出会った。1899年23歳でパリ・デビュー、1904年バッハの無伴奏チェロ組曲を初めて公開演奏した。1902年ピアノのコルトー、ヴァイオリンのティボーとトリオを結成。1908年コンセール・ラムルー管弦楽団で指揮デビューした。レコード録音は機械式録音時代の1915年から始めバッハの無伴奏チェロ組曲第3番から4曲、G線上のアリアほか小品を18面録音した。ピアノのオットー・シュルホフ(1889-1958)はオーストリア出身。ウィーン音楽院の教授をつとめたほか、パブロ・カザルスとの演奏活動を行った。カザルスはこのシリーズでベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番(78CDR-3221)ほか多数出ている。