78CDR-3616
ドビュッシー:
ヴァイオリン・ソナタト短調(第1&第2楽章のみ)(未発売録音)
シューベルト:
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番ト短調作品137-3 D408
シューベルト(クライスラー編):
ロザムンデからのバレエ音楽
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
アデラ・コトフスカ(ピアノ)
英 DECCA AR10622/3(ドビュッシー)(白レーベル・テストプレス盤)
英 DECCA K1704/5(シューベルト)
(1946年9月=ドビュッシー、1941年4月2日=シューベルト、
ロンドンNW6 デッカ・スタジオ録音)
15歳で英DECCAに初録音したイダ・ヘンデル(1924年12月15日生まれ)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。1935年ワルシャワで開かれたヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクールでジネット・ヌヴー(18歳)、ダヴィド・オイストラフ(27歳)についで第3位に入賞、そのとき11歳だった。ヘンデル一家は1939年に祖国ポーランドを離れロンドンに移住し1940年に市民権を得た。その年に英DECCAと契約し初録音を行った。第2次世界大戦中であったにもかかわらず50枚近い録音を行ってDECCA社の看板ヴァイオリニストになった。このドビュッシーは戦後の1946年9月に録音されたもので、全曲録音されたどうか不明。ヘンデルは生涯ドビュッシーは録音していないので、資料的に重要と考え発売することにした。