78CDR-3611
モーツァルト:
交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
米 VICTOR 12471/4S(HMV DB3428/31と同一録音)
(1938年1月11日ウィーン、ムジークフェライン大ホール録音)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、その後指揮者に転向した。1894年ケルン市立歌劇場でデビュー、1896年ハンブルク歌劇場へ移った。そこで音楽監督だったグスタフ・マーラー(1880-1911)と出会い交友を深めた。ワルターは以降ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ベルリン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団等のの楽長、音楽監督を歴任し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団も指揮した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合されると、迫害を避けてフランス、スイスを経てアメリカに逃れた。この録音はウィーンを去る直前のもの。このシリーズでワルターは数多く出ているが、中でも自身でピアノを弾きながらウィーン・フィルを指揮をしたモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K.466(78CDR-3219)は超名演。