33CDR-3605
シューマン:女の愛と生涯 FRUENLIEBE UND LEBEN, OP.42
ベートーヴェン:ゲラートの詩による6 つの歌 作品48
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
フェルディナント・ライトナー(ピアノ)(シューマン)
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)(ベートーヴェン)
独 GRAMMOPHON LPEM 19068(Mono)
(1951年2月17日ベルリン録音)
エリーザベト・ヘンゲン(1906-1997)はドイツ生まれ、1933年ヴッパタール歌劇場でデビュー。デュッセルドルフ歌劇場(1935-1939)、ドレスデン歌劇場(1940-1943)を経てウィーン国立歌劇場に登場した。ヘンゲンは1951年に開催されたバイロイト音楽祭でフルトヴェングラー指揮のベートーヴェン「第九」交響曲に出演していた。「女の愛と生涯」でピアニストを務めるフェルディナント・ライトナー(1912-1996)はベルリン生まれ。後に指揮者として活躍するがピアニストとしてスタートした。ドイツ・グラモフォンに300 タイトル以上の録音を残した。「ゲラートの詩による6 つの歌」のピアニスト、ミヒャエル・ラウハイゼン(1889-1984)はドイツ生まれ。歌曲伴奏者として名声を上げた。1933年からドイツ語歌曲のすべてをレコードに録音することを企画し、そのため1940年からベルリン帝国放送局の声楽・室内楽部長に就任。戦後このことがナチス協力に問われ、数年間の活動禁止を命じられた。ラウハイゼンはこのシリーズでワーグナー: ヴェーゼンドンク歌曲集ほか(ティアナ・レムニッツ Sop)が出ている(78CDR-3428)。