78CDR-3586
J.S.バッハ:「シャコンヌ」-無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004 より
ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
独 ODEON O-8764/5
(1941年11月25日& 28日録音)
ゲルハルト・タシュナー(1922-1976)はチェコ生まれのヴァイオリニスト。ブダペストでイエノ・フバイ(1858-1937)に、ウィーンでブロニスワフ・フーベルマン(1882-1942)に師事した。ヒトラー政権下のドイツでユダヤ系ヴァイオリニストが払底した中で、フルトヴェングラーが率いるベルリン・フィルのコンサートマスターのオーディションに「シャコンヌ」を弾いて採用され、1941年から1945年までその地位にあった。この録音は丁度その時期にあたり日米開戦直前のもの。録音当時タシュナーは19歳だった。