33CDR-3583
すみれ、野ばら-エルナ・ベルガー・リサイタル
(1)すみれ (モーツァルト/ゲーテ詞)
(2)寂しい森の中で (モーツァルト/ド・ラ・モット詞)
(3)いましめ (モーツァルト)
(4)魔術師 (モーツァルト/ヴァイセ詞)
(5)夕べの思い (モーツァルト/カンペ詞)
(6)野ばら (シューベルト/ゲーテ詞)
エルナ・ベルガー(ソプラノ)
ジョージ・シック(ピアノ)
RCA VICTOR LM133(U.S.)(Mono) 米 RCA VICTOR LM133(モノ)
(Recorded 1951, New York) (1951年ニューヨーク録音)
※初期LP特有のノイズあり
エルナ・ベルガー(1900-1990)はドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ。ドレスデンに生まれ、5歳の頃には「魔弾の射手」(ウェーバー)のアリアを歌いこなしたという。17歳の時にエリーザベト・レートベルクのすすめで、ドレスデン王立歌劇場の合唱団に入った。第1次世界大戦(1914-1918)後に家族は南米のパラグアイに移住したが、父親が死亡し、ウルグアイのモンテビデオで働きながらピアノと声楽をつづけた。1923年ドレスデンに戻り、銀行員をしながら声楽の勉強をして、1925年にはバイロイトに出演している。その後ベルリン市立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、コヴェント・ガーデン歌劇場、メトロポリタン歌劇場に出演、1955年に引退を表明、1960年から1971年ハンブルク音楽大学で教鞭をとった。SP時代から録音も多く、特に1937年「魔笛」の世界初の全曲録音(トーマス・ビーチャム指揮)の夜の女王役で世界的に知られるようになった。このシリーズでシューマン「女の愛と生涯」他(33CDR-3478)が出ている。