33CDR-3582 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) ジャック・ティボー指揮 パリ音楽院管弦楽団

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33CDR-3582
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ジャック・ティボー指揮
パリ音楽院管弦楽団
仏 ODEON XOC804(Mono)
(1953年1月12日パリ録音)

ヘンリク・シェリング(1818-1988)はポーランド生まれ。同郷の大ヴァイオリン奏者フーベルマン(1882-1947)のすすめでベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)について研鑽を積み、その後パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1877-1962)とガブリエル・ブイヨン(1896-1986)に師事し1937年に一等賞を得た。第2次世界大戦の勃発でポーランド政府はシェリングが8カ国語を流暢に話すことに目をつけ、亡命先を探していたヴラディスワフ・シコルスキ将軍の通訳としてメキシコを訪れたのが縁で、自身も1945年にメキシコ国籍を取得し首都の音楽院で教鞭をとる。1952年12月にブイヨン指揮パドルー管弦楽団でJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲第1番と第2番(33CDR-3540)を録音した。このジャック・ティボー(1880-1953)指揮のベートーヴェンは翌月の1953年1月の録音で、ティボーはこの年の9月に日本に向かう航空機の墜落事故で命を落とした。
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