78CDR-3580
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
カール・シューリヒト指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 DECCA AK2253/6(ffrr Recording)
(1949年6月10-12日パリ、ラ・メゾン・ド・ラ・ミュチュアリテ録音)
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。1912年から1944年までヴィスバーデン歌劇場の音楽監督をつとめると同時にベルリン・フィルやウィーン・フィルを指揮した。シューリヒトのベートーヴェン交響曲第1番から第9番はLP時代のパリ音楽院管弦楽団を指揮したEMI録音がよく知られているが、この録音は大戦後間もなく英デッカに録音されたもの。颯爽と直進する若々しさが横溢している名演奏。復刻LPにはない鮮やかなサウンドが素晴らしい。シューリヒトのベートーヴェン交響曲はこのシリーズでスイス・ロマンド管弦楽団との第2番(78CDR-3115)とベルリン市立管弦楽団を振った第4番(78CDR-3127)が出ている。