78CDR-3574
ヴァーシャ・プシホダの芸術
パガニーニ(プシホダ編):「ネル・コル・ピウ」の主題による変奏曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
パガニーニ:魔女たちの踊り作品8
ヴィエニアフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調作品22
ヴァーシャ・プシホダ(ヴァイオリオン)
オットー・グレーフ(ピアノ)
シャルル・セルネ(ピアノ)
管弦楽伴奏
独 POLYDOR 35091(1938年3月録音)
独 POLYDOR 66222(1926年録音)
独 POLYDOR 66481(1926年録音)
独 POLYDOR 68998/9(1925年録音)
ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)はチェコのヴォズナニーに生まれたヴァイオリニスト。11歳でプラハ音楽院に入った。ミラノの演奏会に居合わせた大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)を驚嘆させ、「新しいパガニーニ」と称賛されたのがきっかけでヨーロッパ諸国で認められた。1921年にアメリカ・デビュー、1927年にはロンドン公演をした。プシホダは1930年にヴァイオリニストのアルマ・ロゼー(1906-1944)と結婚したが1935年に別れた。アルマ・ロゼーはウィーン・フィルのコンサートマスターを長年つとめたアルノルト・ロゼー(1863-1946)の娘。プシホダは第2次世界大戦中はザルツブルクのモーツァルテウムで教鞭をとった、大戦後はウィーンを拠点に教鞭と演奏活動をした。このアルバムは電気録音完成期(1938年)のものと、電気録音最初期の "ライトレイ方式" 録音(1926年)、機械式録音(1925年)を集めた。ここに録音の変遷史を聴くことができる。