33CDR-3562
ヒンデミット:クラリネット協奏曲・組曲「気高い幻想」
ルイ・カユザック(クラリネット)
パウル・ヒンデミット指揮
フィルハーモニア管弦楽団
英 COLUMBIA 33CX 1533(Mono)
(1956年11月22日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音)
ルイ・カユザック(1880-1960)はフランスのクラリネット奏者、作曲家。トゥールーズ音楽院フェリッス・パジェに、パリ音楽院でシリユ・ローズ(1830-1902)に師事した。1901年にパリ・オペラ座管弦楽団に入り、1920年までコロンヌ管弦楽団の首席奏者をつとめた。1920年以後はソリストとして活躍した。この録音時カユザックは76歳だった。自己の作品を指揮するパウル・ヒンデミット(1895-1963)は20世紀ドイツを代表する作曲家。1920年に結成したアマール弦楽四重奏団ではヴィオラを担当、自身の作曲した「弦楽四重奏曲第2番」の初演を行っている。ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク、チェロのエマヌエル・フォイアマンと三重奏団を組み自身の「弦楽三重奏曲第2番」(78CDR-3523)ほかベートーヴェン:セレナード作品8(78CDR-3252)の録音を残した。ヒンデミットは生涯に600曲以上の作品を残した。