33CDR-3557
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
ポール・マカノヴィツキー(ヴァイオリン)
ノエル・リー(ピアノ)
アンドレ・シャルラン(録音技師)
仏 LUMEN LD 3.416(Mono)
(1957年パリ録音)
ヴァイオリンのマカノヴィツキー(1920-1998)はストックホルムでロシア人の両親のもとに生まれた。4歳でパリのロシア音楽院で名教授イヴァン・ガラミアン(1902-1981)に師事し1929年にガヴォー音楽堂でデビューした。ガラミアンはリュシアン・カペー(1873-1928)の弟子で、1927年から37年にロシア音楽院で教鞭をとっていた。マカノヴィツキーはジャック・ティボー(1880-1953)にもついた。1966年にジュリアード音楽院で教えはじめ、フィラデルフィアのカーティス音楽院やミシガン大学でも教鞭をとった。1954年にピアニストのノエル・リー(1924-)に出会いデュオを組んだ。リーは中国の南京生まれ、アメリカ、インディアナ州のラファイエットで育った。第2次世界大戦後フランスに渡り、パリでナディア・ブーランジェの教えを受けた。1955年からレコード録音を開始、現在まで185点のアルバムがある。マカノヴィツキーとのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタは全曲録音があり、これはその中の一枚。