33CDR-3549
ショパン:24の前奏曲作品28
ロベール・ロルタ(ピアノ)
英 COLUMBIA 9568/71
(1928年5月5日パリ録音)
ロベール・ロルタ(1885-1938)はフランスのピアニスト。パリ音楽院でルイ・ディエメール(1843-1919)に師事し1901年に一等賞を得た。同門のピアニストにエドゥアール・リスレル(1873-1929)、アルフレッド・コルトー(1877-1952)、ロベール・カザドシュ(1899-1972)などがいる。ロルタはショパンとフォーレの作品を得意とし、特にショパンは1912年にエコセーズ、ロンド、遺作のマズルカとポロネーズ数曲を除く全作品を6回のリサイタルで演奏した記録がある。ロルタの録音は1928年にこの「24の前奏曲」、「ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調」と1931年の「前奏曲作品10&25」を残したのみで忘れられた存在。そのSPレコードは稀少盤になっている。コルトーのショパンと聴きくらべると違ったフランスの香りが楽しめる。