33CDR-3544
ブルッフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
コル・ニドライ(ヘブライの旋律)作品47
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・ロイブナー指揮
オーストリア交響楽団
米 REMINGTON R-199-127
(1952年11月11-12日ウィーン録音)
(第3楽章58秒から1分3秒に音がかすれる部分があります)
ミシェル・オークレール(1924-2005)はフランスの女流ヴァイオリン奏者。パリ音楽院で名教授ジュール・ブーシュリ(1887-1962)に師事し一等賞を得て卒業。1943年19歳の時にロン=ティボー国際コンクールで優勝し、ティボーの指揮でハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調でレコード・デビューした(78CDR-3011)。1950年代初頭に新興レコード会社米REMINGTONに数枚のLP録音を残した。ステレオ時代にはエラートやフィリップスに珠玉の名録音がある。オークレールは1960年代の半ばに左手の故障で現役を引退したが母校のパリ音楽院で教鞭をとり、また日本の桐朋学園の招聘でマスタークラス(1977年)を開いた。指揮者のヴィルヘルム・ロイブナー(1909-1971)はウィーン生まれ。1957年-1959年にNHK交響楽団の常任指揮者をつとめた。オーストリア交響楽団の実体はウィーン・トンキュンストラー・オーケストラである。