33CDR-3540
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)(①-③)
ドーラ・ワグネル(ハープ)(①-③)
カール・リテンパルト指揮
ザール室内管弦楽団
仏 DISCOPHILES FRANCAIS DF134
(1954年11月録音)
ジャン=ピエール・ランパル(1922-2000)はフランスのマルセイユ生まれ、音楽院教授だった父親にフルートの手ほどき受けた。医学ををめざしたが大戦のため1943年にパリ音楽院のフルート科に入りわずか5カ月で一等賞を得た。音楽院ではガストン・クリュネルに師事した。1946年にヴィシー・オペラ管弦楽団のメンバーになり、1947年にジュネーヴ国際コンクールで優勝しソロ活動を開始した。1956年からパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者となり、1962年退団後はフランス最高のフルート奏者として活躍した。このフルートとハープのための協奏曲はランパルにとって記念すべきこの曲の初録音で、それまで存在があまり知られていなかったもの。指揮者のカール・リステンパルト(1900-1967)はドイツのキール生まれ。1954年から1967年の間に手兵のザール室内管弦楽団と169枚のLP録音をした。この盤はその最初期の一枚。