78CDR-3527
フォーレ:
優しい歌 作品61(ポール・ヴェルレーヌ詞)
幻想の地平線 作品113 (ジャン・ド・ラ・ミルモン詞)
シャルル・パンゼラ(バリトン)
マドレーヌ・パンゼラ=バイヨー(ピアノ)
米 RCA VICTOR 16303/7 (英 HMV DB5020/2 & DB5009 と同一録音)
(1935年9月30日-10 月1日=優しい歌、1936年11月17日=幻想の地平線、パリ、アルベール・スタジオ録音)
シャルル・パンゼラ(1896-1976)はスイスのジュネーヴ生まれのバリトンで、1919年オペラ・コミックでマスネの歌劇「ウェルテル」のアルベール役でデビューした。パリ音楽院在学中に当時音楽院長だったガブリエル・フォーレとピアニストのマドレーヌ・バイヨーと出会い、フォーレは1921年8月に作曲した「幻想の地平線」を贈られ、翌年の初演で大成功を収めた。バイヨーは生涯パンゼラの伴奏者をつとめただけではなく、結婚してパンゼラ夫人となった。パンゼラは生涯「幻想の地平線」3度録音した。これはその最後のものである。