ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 ELECTROLA DB3328/32S (英 HMV DB3328/32S と同一録音)
(1937年10月8日、11月3日ベルリン、ベートーヴェンザール録音)
大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)が英HMVへの初めての録音。録音はベルリンのベートーヴェンザールから電話線でエレクトローラの原盤カットルームに中継され、そこで原盤が作成された。原盤番号の末尾のTの文字はそれを表している。しかしこのTの文字はドイツ以外で発売されたレコードからは削られていた。ドイツ録音はエレクトローラ原盤で聴くと音の厚みや深い奥行き感があるから不思議である。フルトヴェングラーとベルリン・フィルのチャイコフスキーの「悲愴」(78CDR-3103)もこのシリーズで出ている。これも独エレクトローラ盤からの復刻である。