78CDR-3502
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
米COLUMBIA 69103/5-D(英 COLUMBIA LX656/8 と同一録音)
(1937年2月4日、9月2日&7日ロンドン録音)
サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)はイギリスの指揮者。裕福な家庭に生まれ音楽はほとんど独学だった。1910年家族の財産を背景にコヴェント・ガーデンのマネージメント権を得て、ワーグナーの「ニュルンベルクの名歌手」、R.シュトラウスの「エレクトラ」と「サロメ」の英国初演を自らの指揮で行った。1932年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織、また戦後の1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を組織した。ビーチャムの指揮するモーツァルトはSPレコード時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れられた。このシリーズでも多くの協奏曲を指揮しているが、交響曲は初登場。録音はビーチャムがモーツァルトの「魔笛」をベルリンで指揮した時期にあたる。