78CDR-3456
ブラームス:ヴァイオン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ: ヴィンクラー)
ウォルフガンク・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 GRAMMOPHON 04857/52(78回転VG盤)
(1953年5月17-21日ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会録音)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)はウィーン生まれ。1933年から37年までウィーン交響楽団のコンサートマスターをつとめ、1937年にウィーン・フィルハーモニーに入団、1938年、当時のコンサートマスターだったアルノルト・ロゼー(1863-1946)がロンドンへ亡命した時、第1コンサートマスターに就任した。1949年ソリストとして独立するためにウィーン・フィルを退団した。指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。戦中戦後を通じてドイツで活躍したが、大戦中に祖国を離れ、敵国ドイツで活動したことを糾弾され、戦後ボイコット運動が起こり不遇のうちに世を去った。このレコードはSPレコード末期にドイツグラモフォンが開発した長時間収録のSP盤(VG盤)にカットされた放送局用のレコードで一般発売はされなかかった。演奏はLP(Heliodor 89519)と同じ。