78CDR-3452
ブラームス:ヴァイオン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
ゲオルク・ショルティ(ピアノ)
英 DECCA K1705/7(ffrr録音)
(1947年1月28日スイス、チューリッヒ放送局録音)
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメン生まれ、第2次大戦中ソリストとして活躍する傍らベルリン高等音楽院教授を1943年まで務めた。1944年にスイスのルツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)とのトリオでも活躍した。1948年50歳を迎えて間もなく急逝した。ゲオルク・ショルティ(1912-1997)は1930年ブダペストのリスト音楽院を卒業後、国立歌劇場の歌手たちの稽古のためのピアニスト(コレペティトール)をつとめた。1936年ザルツブルク音楽祭でトスカニーニの目にとまり、音楽祭で助手をつとめた。1938年ブダペスト歌劇場で指揮者デビュー。1947年ピアニストとして英デッカと契約をむすんだ。クーレンカンプとはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲の録音がこの時期にある。