33CDR-3450
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ガブリエル・ブイヨン指揮
コンセール・パドルー管弦楽団
ドニーズ・グアルヌ(クラヴサン)
仏ODEON XCO809(Mono)(1952年12月録音)
ヴァイオリンのヘンリク・シェリング(1918-1988)はポーランド生まれ。同郷の大ヴァイオリン奏者フーベルマン(1882-1947)のすすめでベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、その後パリ音楽院でガブリエル・ブイヨン(1896-1988)にヴァイオリンをナディア・ブーランジェ(1877-1979)に作曲を学び1937年に一等賞を得た。第2次大戦中、ポーランド亡命政府の外交員(7カ国語の読み書きができた)として活躍、ポーランド難民をメキシコ政府が受け入れてくれたことに感謝し、大戦後メキシコを活動の拠点とし国籍も取得した。この録音は大戦後パリで師のブイヨンの指揮で行われたもの。以降数回正規録音したバッハの協奏曲の最初のものである。