78CDR-3446
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
(カデンツァ: J.N.フンメル)
キャスリーン・ロング(ピアノ)
エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
英 DECCA AK2075/8 (ffrr録音)
(1948年9月20-21日アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール録音)
キャスリーン・ロング(1896-1968)はロンドン郊外に生まれたイギリスのピアニスト。神童として名を馳せ8歳で公開演奏会で弾いた。1915年にロンドンのエオリアン・ホールでデビューし、1920年から1964年まで母校のロンドン王立アカデミー音楽院で教鞭をとった。指揮者のエドゥアルト・ファン・ベイヌム(1901-1959)はオランダの指揮者。アムステルダム音楽院出身。1931年にウィレム・メンゲルベルク(1871-1951)の招きでアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の次席指揮者となり、1938年からメンゲルベルクと共に首席指揮者、1945年からメンゲルベルクの後をついで音楽監督兼終身指揮者に就任した。1959年に心臓発作で倒れ、57歳の若さで急逝した。デッカとフィリップスに多くの名演がある。トラック(4)で聴けるカデンツアを作曲したフンメル(1778-1837)はハンガリー出身、ウィーンでモーツァルト家に 2年間住み込んでピアノを学んだ。1787年ピアニストとしてデビュー、ヨーロッパ各地を演奏旅行した。ハイドン、サリエリ、ベートーヴェンとも親交があった。作品はピアノ協奏曲を含むピアノ曲、室内楽曲、ピアノ教則本もあらわした。