33CDR-3444
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
(カデンツァ: R.カザドシュ)
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.467
(カデンツァ: モーツァルト)
ロベール・カザドシュ(ピアノ)
シャルル・ミュンシュ指揮(K.467)
サー・ジョン・バルビローリ指揮(K.595)
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
米COLUMBIA ML4791
(1948年12月20日K.467&1941年11月3日K.595録音)
ピアノのロベール・カザドシュ(1899-1972)はパリの音楽一族に生まれ、パリ音楽院でルイ・ディエメール(1843-1919)に師事し、1913年に音楽院の一等賞、1920年にディエメール賞を得た。1921年にピアニストのガブリエル・ロートと結婚、二人は四手、2台ピアノでしばしば共演した。1935年からフォンテーヌブローのアメリカ音楽院で教鞭をとり、同年トスカニーニの指揮でアメリカにデビューした。1940年にアメリカに移住し、カーネギー・ホールでリサイタルを開いた。ヴァイオリニストのジノ・フランチェスカッティ(1902-1991)とのデュオは評判を呼んだ。戦後にヨーロッパに戻り再びフォンテーヌブローのアメリカ音楽院で教鞭をとった。ここに収録した第27番 K.595はカザドシュのアメリカでの初録音。以降多くの録音をCOLUMBIAに残した。指揮者のシャルル・ミュン
シュ(1891-1968)はパリ音楽院でリュシアン・カペー(1873-1928)にヴァイオリンを学び、1928年-32年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のソロ第一ヴァイオリンをつとめ、同時に指揮法を身につけた。1938年に母校の指揮科の教授に就任、1949年にボストン交響楽団の正指揮者となり62年までつとめた。指揮者のジョン・バルビローリ(1899-1970)はイギリス生まれ、1936年から43年にニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者をつとめた。この録音はその時代のもの。