78CDR-3441
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15
アンリ・メルケル(ヴァイオリン)
アリス・メルケル(ヴィオラ)
ガストン・マルケジーニ(チェロ)
エリアーヌ・ズリュフリュ=タンロック(ピアノ)
英 HIS MASTER7S VOICE D2106/9 (仏DISQUE GRAMOPHON L973/5 と同一録音)
(1933年11月29-30日パリ録音)
この名曲のおそらく世界最初の録音と思われる。ピアニストのエリアーヌ・ズリュフリュ=タンロックは1900年生まれでパリ音楽院出身。このフォーレ以外にラヴェルのピアノ三重奏曲を録音していた。他にバラキレフの「イスラメイ」、ラヴェルの「道化師の朝の歌」の録音もあった。ヴァイオリンのアンリ・メルケル(1897-1969)は1914年にパリ音楽院のヴァイオリン科で一等賞を得た。パリ・オペラ座管弦楽団、コンセール・ラムルー管弦楽団のヴァイオリン奏者をつとめた後、1929年からパリ音楽院のコンサート・マスターになり、その後ソリスト、室内楽奏者として活躍した。メルケルはこのシリーズにベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3020)、ラロ:スペイン交響曲(78CDR-3107)、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-3166)が出ている。