78CDR-3436
ハイドン:
弦楽四重奏曲第75番ト長調作品76-1 Hob.III-75 「エルデディ」
ディッタースドルフ:
弦楽四重奏曲第1番ニ長調からアレグロ
ブダペスト弦楽四重奏団
エミル・ハウザー(第1ヴァイオリン)
イムレ・ポガニー(第2ヴァイオリン)
イシュトヴァン・イポリ(ヴィオラ)
ハリー・ソン(チェロ)
英 HIS MASTER'S VOICE D1075/7
(1926年1月28日、2月4日&11日録音)
ブダペスト弦楽四重奏団は1917年ブダペスト歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成され、1967年に解散した。これはオリジナル・メンバー(第2ヴァイオリンは2代目)による電気録音最初期のもの。1930年代にリーダーはロシア生まれのヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)になり、他の奏者も全員ロシア出身の音楽家に代わり、20世紀半ばには世界最高の弦楽四重奏団になった。その団体の原点にあたるオリジナル・ブダペスト弦楽四重奏団は同じハンガリー出身のレナー弦楽四重奏団を追ってHMVに登場した軽やかな足取りの爽やかな演奏スタイルが、後年のロイスマン時代のものと異なる。この同時代の演奏でドヴォルザーク「アメリカ」(78CDR-3376)が出ている。